コラム
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リフォームで吹き抜けは埋められる?注意点もご紹介!
解放的で採光力に優れている吹き抜けですが、冷暖房効率が悪かったり臭いや音が筒抜けになってしまったり、デメリットも数多く存在しています。
吹き抜けに悩みのある方は、吹き抜けのある場所を活用したいと考えることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、吹き抜けをリフォームで埋められるのか、また注意点やリフォーム例を解説します。
□吹き抜けを埋めるようなリフォームはできる?
実際に吹き抜けを埋めるリフォームは可能なのか、その答えはイエスです。
吹き抜けが不便に感じたりライフスタイルが変わったりした際、事情に合わせて吹き抜けをなくすことができます。
ただし、吹き抜けを潰して部屋にする際には「建築確認申請」が必要かを必ず確認しましょう。
建築確認申請とは、対象の建物が建築基準法のような法や自治体の条例に違反していないかを専門の機関に確認してもらうための手続きです。
以下の条件を満たす建物は、リフォーム時に建築確認申請が義務付けられています。
・防火地域、準防火地域にあるすべての建物
・増築面積が10平方メートル以上
吹き抜けをなくして新しく部屋をつくる際には増築となり、その面積が10平方メートルを超えた場合は、防火・準防火地域でなくても建築確認申請を行う必要があるということです。
増築時には延べ床面積や容積率を割り出すために細かな計算が必要なので、難しく感じる方は施工会社にご相談ください。
□おすすめの吹き抜けリフォーム
いざ吹き抜けを潰してリフォームするとなったら、どのようにするのが良いのでしょうか。
実例を見てみましょう。
*独立した部屋をつくる
元々吹き抜けがあった場所に床材を貼り、壁やドアで間仕切りして1つの独立した部屋にできます。
ただし天井の高さによってはそこまで大きい部屋にできないので、あらかじめ目的を決めておくことが大切です。
また、新しく独立した部屋をつくる場合は建物自体の耐震バランスを考え耐震工事を施工したり、コンセントが必要な場合は電気の配線工事も実施したりします。
そのため、工事費用は比較的高くなる傾向にあります。
*ロフトをつくる
ロフトは、全面に床材を貼るより解放感が残る間取りです。
きっちり部屋を設けるよりは簡易的ですが、子どもの遊び場や趣味のスペースなど使用用途も幅広く想定されます。
さらにロフトの大きさを天井高1.4メートル以下にして可動式の階段を設置する場合は、増築とみなされず建築確認申請が不要になります。
固定資産税の床面積として計算されないので、固定資産税の節税をお考えの方にもおすすめです。
□まとめ
憧れの吹き抜けを採用しても、デメリットの大きさに悩まされる方は多くいます。
そんな方に知っていただきたい、吹き抜けのリフォーム。
吹き抜けのスペースを、独立した部屋やロフトに大変身させられます。
ただし施工時には、部屋や住む地域の条件によっては建築確認申請が必要であることも覚えておきましょう。
吹き抜けのリフォームで気になることやご不明点がございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。